プロパンガスの単価相場を安くする5つのポイント|従量料金を下げる具体策を解説

プロパンガス 単価相場 安くする ポイント

プロパンガスの単価相場を安くする5つのポイント|従量料金を下げる具体策を解説

プロパンガス(LPガス)の従量単価が高いと感じていても、「何から手をつければよいか分からない」という方は少なくありません。結論から言うと、最も確実で効果が高いのは、適正価格のガス会社への切り替えです。プロパンガス料金消費者協会の調査(2024年3月)によれば、会社の切り替えにより平均37%の削減実績が報告されています。

この記事では、プロパンガスの単価相場の現状を把握した上で、ご自宅の従量単価を安くする5つのポイントを効果の高い順に解説します。


プロパンガスの単価相場を安くする前に知っておくべき基礎知識

従量単価の全国平均と適正価格の差

プロパンガスの従量単価(1m³あたりの料金)は、資源エネルギー庁のデータによると全国平均で約653円/m³(税込)です。一方で、適正価格とされる目安は308円/m³〜(プロパンガス料金消費者協会)となっており、全国平均と適正価格の間には約345円/m³もの差が存在します。

月に10m³を使用する一般的な家庭の場合、この差は月額で約3,450円、年間にすると約41,400円もの負担増につながります。多くのご家庭が適正価格よりも高い単価を支払っている可能性があるのです。

プロパンガスが「高いのか安いのか」を判定する具体的な基準については、[プロパンガスが安いかどうかを判定する基準とは?従量単価・基本料金の目安を解説]をご覧ください。

自由料金制だから会社によって単価が違う

プロパンガスの料金は、電力や都市ガスとは異なり自由料金制が採用されています。これは、各ガス会社が独自に料金を設定できる仕組みです。そのため、同じ地域・同じ使い方をしていても、契約している会社によって従量単価が大きく異なることがあります。

たとえば、A社では400円/m³、B社では700円/m³というように、2倍近い差が生じるケースも珍しくありません。この仕組みを知らないまま、高いまま契約を続けている世帯が多く存在します。

適正相場の具体的な目安金額については、[プロパンガスの適正相場はいくら?基本料金・従量単価の目安金額を具体例で解説]で詳しく解説しています。


プロパンガスの単価相場を安くする5つのポイント

ここからは、従量単価を安くする5つの方法を効果が高い順に解説します。

①検針票で現在の従量単価を確認する

まず最初にすべきことは、現在ご自身がいくらの従量単価を支払っているかを把握することです。確認するには、毎月受け取る検針票を見ます。

検針票の確認箇所は以下の通りです。

確認項目 見方 検針票での位置
基本料金 月額固定で発生する料金 「基本料金」の欄
従量単価 使用量に応じてかかる1m³あたりの単価 「従量料金 ÷ 使用量」で算出、または「従量単価」の欄
使用量 その月に使用したガス量 「今回指針 − 前回指針」または「使用量」の欄

従量単価が検針票に直接記載されていない場合は、「従量料金の合計 ÷ 使用量」で計算できます。この数値が前述の適正価格(308円/m³〜)と比較してどの程度高いかを確認しましょう。

現在の単価が分からなければ、適切な対策も選べません。まずはこの確認がすべての出発点になります。

②一括比較サイトで複数社の料金を比較する

現在の従量単価を把握したら、次は他社の料金と比較します。ただし、自分で近隣のガス会社を一つひとつ調べるのは時間も手間もかかります。そこで活用したいのが一括比較サイトです。

一括比較サイトのメリットは以下の通りです。

  • 住所以下を入力するだけで、その地域で利用可能な複数のガス会社の料金プランを一度に比較できる
  • 基本料金と従量単価の両方を並べて確認できるため、トータルコストで最安の会社を選びやすい
  • 無料で利用でき、切り替えの手続きもサイト経由で完結する場合が多い

切り替え手続きの一般的な流れは以下のようになります。

  1. 一括比較サイトで料金を比較し、希望の会社を選択
  2. 申し込み後、新しいガス会社から確認の連絡が来る
  3. 既存のガス会社への解約手続きは新しい会社が代行(基本料金の精算のみ自身で確認)
  4. 切り替え工事は不要で、ボンベの入れ替えのみで完了

多くの場合、切り替えにかかる費用は無料で、数日〜1週間程度で完了します。

エネピの無料一括比較サービスでは、お住まいの地域のプロパンガス会社を最大5社までまとめて比較できます。まずは現在の料金と比較してみましょう。

③適正価格の会社に切り替える

一括比較で安い会社を見つけたら、速やかに切り替えを行いましょう。前述の通り、プロパンガス料金消費者協会の2024年3月調査によれば、会社の切り替えにより平均37%の料金削減が実現しています。

切り替え効果が特に大きいのは、以下のようなケースです。

  • 現在の従量単価が500円/m³以上と高い
  • 現在の会社に長年契約していて、料金見直しの提案を受けたことがない
  • 周辺の世帯と比べて月額が明らかに高い

切り替えにあたって覚えておきたいポイントは以下の通りです。

  • 切り替え費用は基本的に無料(ボンベの貸与料等がかかる地域も一部あり)
  • 工事は不要(供給元が変わるだけで、室内の配管はそのまま)
  • 供給が途切れることはない(切り替え時にガスが止まることはありません)

エネピでは、お住まいの地域で適正価格のプロパンガス会社を無料でご紹介しています。切り替え手続きのサポートも行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

④現在のガス会社に値下げ交渉する

切り替えに抵抗がある場合や、当面は今の会社を継続したい場合は、現在のガス会社に値下げ交渉をする方法もあります。

値下げ交渉の具体的な進め方は以下の通りです。

  1. 現在の従量単価を確認(検針票で把握)
  2. 近隣の適正価格の目安を調べる(一括比較サイト等で確認)
  3. ガス会社の窓口に電話し、「従量単価の見直しをお願いしたい」と伝える
  4. 他社の料金や適正価格を根拠として提示し、単価の引き下げを要求する
  5. 書面での回答を求める(口頭だけでは後から言質が取れないため)

交渉時の注意点は以下の通りです。

  • 感情的にならず、事実と数字をベースに話す
  • 従量単価だけでなく基本料金の見直しも併せて提案する
  • 断られた場合は「切り替えを検討する」と伝えると、会社側が歩み寄るケースが多い
  • 値下げに応じない会社は、切り替えを真剣に検討したほうがよい

値下げ交渉は決して失礼な行為ではありません。自由料金制のもとでは、消費者が料金の見直しを求めるのは正当な権利です。

⑤省エネ機器(エコジョーズ等)の導入を検討する

従量単価そのものを下げる方法に加えて、実質的なガス料金を安くする方法として省エネ機器の導入があります。代表的なのがエコジョーズ(給湯器の一種)です。

エコジョーズは、従来の給湯器が捨てていた排熱を再利用することで、熱効率を約95%に引き上げる機器です。これにより、ガス使用量を約10〜15%削減できます。

さらに、エコジョーズ導入に伴う従量単価の引き下げメリットもあります。多くのガス会社では、エコジョーズを導入した世帯に対して従量単価を割り引く「省エネ料金メニュー」を用意しています。

項目 従来の給湯器 エコジョーズ
熱効率 約80% 約95%
ガス使用量削減 約10〜15%削減
従量単価割引 会社により割引メニューあり

ただし、エコジョーズへの交換には給湯器の購入・設置費用(概ね15〜30万円程度)がかかります。使用量削減と単価割引の両方の効果を踏まえて、投資回収期間をシミュレーションしてから判断しましょう。


単価を安くした場合の節約シミュレーション

従量単価が100円下がった場合の年間節約額

具体的な節約効果を数字で確認しましょう。月に10m³のプロパンガスを使用する家庭を例に、従量単価が100円/m³下がった場合の節約シミュレーションです。

項目 単価変更前 単価変更後 差額
従量単価 550円/m³ 450円/m³ −100円/m³
月間従量料金 5,500円 4,500円 −1,000円/月
年間従量料金 66,000円 54,000円 −12,000円/年

従量単価が100円/m³下がるだけで、年間12,000円の節約になります。実際の切り替えでは100円以上下がるケースも多く、200円/m³下がれば年間24,000円の節約となります。

会社切り替えによる実際の節約事例

プロパンガス料金消費者協会のデータに基づく、会社切り替えによる節約事例を紹介します。

事例:従量単価が580円/m³ → 380円/m³に改善(200円/m³の引き下げ)

  • 月間使用量:約10m³
  • 切り替え前の月額従量料金:5,800円
  • 切り替え後の月額従量料金:3,800円
  • 月額削減額:2,000円
  • 年間削減額:24,000円

この事例のように、200円/m³の引き下げは決して珍しいケースではありません。全国平均(約653円/m³)で契約している世帯が適正価格(308円/m³〜)の会社に切り替えた場合、300円/m³以上の引き下げになることもあります。

地域ごとの相場感をより詳しく知りたい方は、[プロパンガスの相場を都道府県別に比較|地域差の理由と適正料金の目安]をご覧ください。


単価相場を安くする際の注意点

基本料金と従量単価のバランスを見る

安くする方法を検討する際は、従量単価だけでなく基本料金とのバランスにも注目する必要があります。

プロパンガスの月額料金は以下の計算式で決まります。

月額料金 = 基本料金 + (従量単価 × 使用量)

使用量が少ない世帯(月に5m³未満など)では、従量単価が多少高くても基本料金が安いプランのほうがトータルで安くなることがあります。逆に、使用量が多い世帯(月に15m³以上など)では、従量単価の安さがトータル料金に大きく影響します。

比較の際は、ご自身の月間使用量を前提に月額トータル料金で比較することが重要です。

使用量の傾向 重視すべきポイント
少なめ(月5m³未満) 基本料金の安さを重視
標準的(月5〜15m³) 基本料金と従量単価のバランスを重視
多め(月15m³以上) 従量単価の安さを重視

安すぎる料金設定の会社に潜むリスク

従量単価が極端に安い会社を見かけた場合は、以下の点に注意が必要です。

  • 初期割引であって、一定期間後に単価が上がる仕組みになっている
  • 基本料金が異常に高い設定で、従量単価の安さを相殺している
  • ボンベ使用料や検針手数料などの名目で別途料金が発生する
  • 供給エリアが限定されており、アフターサポートが手薄である

極端に安い料金をうたう会社は、一見お得に見えて実質的な負担が変わらない、あるいはサービス品質が低下するリスクがあります。適正価格の範囲内(308円/m³〜程度)で、基本料金も含めて総合的に判断できる会社を選ぶことが大切です。


まとめ:まずは現在の単価を確認して最適な方法を選ぼう

プロパンガスの従量単価を安くするための5つのポイントを解説しました。

ポイント 効果の高さ 概要
①検針票で単価を確認 ★☆☆☆☆ すべての出発点。まずは現状把握
②一括比較サイトで比較 ★★★★☆ 自分に合った安い会社を効率的に探す
③適正価格の会社に切り替え ★★★★★ 最も効果的。平均37%の削減実績
④値下げ交渉 ★★★☆☆ 切り替えに抵抗がある場合の選択肢
⑤省エネ機器の導入 ★★★☆☆ 中長期的な削減と単価割引の相乗効果

最も確実かつ効果的なのは、適正価格のガス会社への切り替えです。全国平均の約653円/m³に対して適正価格は308円/m³〜と大きな差があり、多くのご家庭で見直しの余地があります。

まずは検針票でご自身の従量単価を確認し、一括比較サイトで他社との差を把握することから始めましょう。


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